ここでは「その3」として、商品先物取引でよく使用される主な用語について解説します。

9、建玉(ポジション)とは?

新規に「買い」または「売り」の売買をして、未決済(反対売買が行われていない状態)になっている契約を建玉(たてぎょく)、またはポジションと言います。

建玉には2種類あり、買付けとなっているものを「買い建玉」、売付けとなっているものを「売り建玉」といいます。

金を4200円で1枚買い付けて、保有している状態 ⇒「買い建玉1枚」

金を4200円で1枚売りつけて、保有している状態 ⇒「売り建玉1枚」

10、値洗いとは?

建玉(ポジション)に発生する損益を「値洗い」といいます。

例えば、金を4300円で1枚買い、決済せずに建玉している状態で、現在値が4350円であれば、値洗いは+50,000円となります。

(現在値4350円-建値4300円)×1000倍×取引枚数(1枚)=50,000円(値洗い)

11、証拠金不足(追証拠金)とは?

少しわかり難いのが、証拠金不足(追証拠金)についてです。

商品先物取引では、預けている資金が取引証拠金を下回り、不足が生じた場合に、追加証拠金が徴収されます。

取引証拠金は取引をする際の担保として必要です。しかし、損失が発生して、当初預けている金額が取引証拠金を下回ってしまうと、担保としては不十分になってしまいます。

その担保として不足している金額が追証拠金として徴収されます。追加証拠金が期日までに納付できない場合は、そこで強制決済となります。

証拠金不足で追い証拠金が発生する例

金1枚(1000g)を証拠金100,000円で買った場合、預けている金額が100,000円を下回ると証拠金不足が発生します。

金1枚(1000g)の売買に必要な100000円だけ預けて売買した場合、金価格が1gあたり1円でも下がると取引証拠金を下回ってしまうので証拠金不足となり、追証拠金が発生します。

買値から1円下がると、1,000円の不足が発生しているので、証拠金不足(追証拠金)は1,000円です。

取引会社が定める期日までに、不足額(追証拠金)1,000円を納めなければ、そこで強制決済となります。期日までに不足額(追い証拠金)を納めれば、不足額(追い証拠金)は解消され、建玉を維持することができます。

証拠金不足を発生させないためには、ある程度余裕をもった預入金が必要です。

つまり、証拠金不足が発生した時点で取引を続けるべきかどうか判断することになります。証拠金不足が発生しなければ、取引を続けて損失が拡大してしまう可能性があります。

証拠金不足(追い証拠金)は、投資家の損失拡大を防ぐための制度と言えます。

12、定時増証拠金、臨時増証拠金とは?

定時増証拠金とは、納会日(取引期限/最終決済日)が近づいてきたときに追加に要求される証拠金です。

臨時増証拠金とは、相場が荒れたときに追加に要求される証拠金です。

13、出来高・取組高・売買高とは?

出来高とは、毎日の売買量のことです。(売りと買いが成立したものを1枚と数える)

売買高とは、「買い」と「売り」で、それぞれ1枚と数え、出来高を2倍に数えることです。

取組高とは、ある時点での未決済の建玉の量のことを言います。

(「買い」と「売り」が取組んだ状態を1枚と数えます。)

14、帳入値段(ちょういれねだん)とは?

商品取引所と商品取引会社の間で日々精算を行う際の計算基準となる価格を、帳入れ(ちょういれ)値段と言います。その日の最終価格(終値)となり、清算値とも言います。

15、委託者債権保全の仕組み

私たち個人投資家が商品取引会社に預け入れる資金(取引証拠金)は、法令に基づき保全されています。

商品先物取引業者に対しては、主務大臣、清算機関(日本商品清算機構)、保護基金や日本商品先物取引協会が厳重な指導・監督をおこなっています。

しかし、万一倒産してしまったら、私たち(委託者)が預けている受託財産をきちんと返せないことが起こる場合も、ないとは言えません。

こうした不測の事態に備え、商品先物取引業界では、商品先物取引法に基づき「取引証拠金制度」、「分離保管制度」及び「保護基金によるペイオフ制度」を設けて、委託者が商品先物取引業者や清算機関に対して有する取引・委託証拠金の返還請求権など取引の委託により生じた債権(「委託者債権」)の保全を図っています

ですから、投資の1選択肢として、安心して商品先物取引に参加することができるのです。

まとめ

今回は、商品先物取引で使われる独特な用語を中心に解説しました。

商品先物取引は、やり方さえ間違わなければ少ない資金で大きな利益が狙える、魅力的な投資です。しかし、無計画で感情に任せた売買は、大きな損失を招く結果となります。

商品先物取引で大きな利益を狙うには、確立された売買手法、適正な資金配分とリスクコントロール、有益な情報を見分ける能力が必要になります。

では、その確立された売買手法を使い、資金配分やリスクコントロールをした上で大きな利益を狙うには、いったいどうしたら良いのでしょうか・・・

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